夕方5時


「お先に失礼します。」


桜は、城島に沿う挨拶をして部屋を後にする。寂しい気持ちを抑えながら、城島は桜を見送る。そして、誰もいなくなった部屋でタバコに火をつけ、外の風景を眺めていた。


「失礼します。」


そういいながら、商品開発部に入ってきたのはジェインだった。


「すいません、お時間作っていただいて・・・。」
「いや、大丈夫だ(笑)」


城島は、そういうと、ジェインをミーティングルームへと案内していった。