「パパ…ママ…」 「桜~!!大丈夫?痛くない?」 「判るか、パパとママ見えるか?」 桜の目にぼんやり映る人影…そして、意識が戻るにつれて両親だと確信していく。 「ここは…?」 「病院の処置室(笑)」 「軽い脳しんとうだって。」 「要…さん…は…?」 「帰ってもらった(怒)」 明らかに怒っている父・竜馬の声に桜の心の中は複雑な気持ちで一杯になっていく…