翌朝

「ぅ…う~ん…」

桜は自宅で目を覚ます。しかし、視界に何かが入ってきて気持ち悪い感じを抱いていた。

ペラ…

「何これ…」

視界を邪魔していた正体。それは、この一枚の付せんだった。

そこにはこんな事が書かれていた…



おつかれ。
今日はゆっくり休みなさい

(部長権限で一日休みにします。このメモ見たら連絡すること)

よくできました。
当日まで頑張ろうな。


城島




「要さん・・・」


桜は、付箋に書かれていた携帯番号に連絡することに・・・


“はい、城島です。”

「か、要さ・・・」

“ただいま電話に出ることが出来ません。ピーっという・・・”

(せっかく掛けたのに・・・・)

“ピー・・・”


「部長・・・いろいろありがとうございました。お言葉に甘えてお休みいただきます・・・失礼します(泣)」


ピっ・・・


「そうだよね・・・忙しいよね・・・。」


桜はそのままベットの中でうずくまって泣いてしまう。


寂しくて・・・