Witch and Vampire ―恋物語―


ソラが隣に移動したので、話題を変えることにした。

「テストの勉強はどういうふうしているんだ?」

「本と同じことが書いてあるんだ。それを書いてるだけだ。」

「学校の本か?でも内容とか難しいんじゃないのか?」

「そんなことないぞ。ルークさんも教えてくれるし。」

「そうか。」

「あ、そういえば。」

「どうかしたのか?」

「実は、学校の都合で休みが二日になったんだ。その二日目にルークさんが家に来たいって言っていたんだが・・・。」

「別に大丈夫だ。どうせ仕事もそんなないだろうし。俺も休むよ。」

「そうか!よかった。ナイトさんが嫌だって言ったらどうしようかと思ったんだ。」

「ん?別にソラが嫌いなやつじゃなきゃ、誰呼んだって構わない。」

「そっか。」

「じゃ、明日行くか。買い物。」

「何も買うものないのに・・・。」

「知ってるか?あと二ヶ月過ぎた頃、スノーウィークって言ってな、雪が降る期間があるんだ。そのときにすぐそこの教会で魔女とヴァンパイアが集まるパーティーみたいなのがあるんだ。」

「へぇ。」

「今年も面白いと思うぞ。で、そんときに着る服を買わなきゃないだろ?」

「うん。」

「だから、行こうな。」

「わかった。」