Witch and Vampire ―恋物語―

にこにこと笑う子供たち。

美人というのは特をするものだな。

「ソラ姉ちゃんはどうしたの?」

「ん?ナイトさんに用があったのだ。」

「そっか!じゃあ、僕たちそろそろ帰らなきゃ。」

「そうか。気をつけるのだぞ。」

「ばいばーい。」

ソラはぎこちなく、でも笑顔で手を振っていた。

「待たせたな。」

「問題ない。」

ソラが駆け寄ってきたので、帰ることにする。

「荷物とってくるから、待ってろ。」

「あぁ。」

俺は荷物を取りに向かう。

にしても、綺麗だったな。

テラが教えたのだろうか。

あとで聞いてみよう。

そんなことを考えながら、書類などを片付け、橋へ戻る。