Witch and Vampire ―恋物語―

「二人とも、お弁当なの?はぁ。買ってくるから待っててね。」

一人だけお弁当を持ってきていなかったルークがパンを買いにいった。

ソラは包みから出した二つのサンドイッチを見つめた。

手のひら二つ分の大きなバケットには、レタスとトマトを薄く切ったものに厚切りのハムが二枚、そして白い液体にマスタードという少し辛いものを混ぜた(テラいわく)スペシャルソースをかけたものが挟まっていた。

もう一つにはレタスをサニーレタスに、ハムをじっくりと焼いたベーコンにしたものだった。

一方、ディランはボックスにきっちりと並べられていて、野菜だったり、卵だったりとバリエーションが豊富だった。

どうやらパンの種類も違うらしい。

量も男の人にしてはやや少ない。

ソラが疑問に思っていると
「人の弁当をチラチラと見ないほうがいいぞ。」

「あ、すみません。」

今度はディランがソラのサンドイッチを見ると、
「女にしては量が多いな。」

と鼻で笑った。

ソラは特に気にせず、
「テラの料理はうまいからな。たくさん食べれるんだ。」

そう言って、自慢するように笑った。

ディランは少し固まったあと、何事もなかったかのように喋り始めた。