俺は、 「やっぱりそうだよな。」 クラも覚えていないのなら俺がおぼえていないのも当たり前だろう。 なんせクラはとても記憶力がいいのだから。 そう自分を納得させていた。 一方クラは、 「っくそ。魔法が切れてきたのか・・・?まぁいい。あと少しだ。」 そう言っていたことも知らず・・・。 その日からまたクラがいなくなる時間が増えたのに気付いたのはかなり時間がたってからだった。