Witch and Vampire ―恋物語―


「来ないで!!こっちに来ないで!お、お願いだから・・・お願いだから・・・」

「お、おい。」

「お、お願い、しま、す・・・だだだ、だから、ここ来ないで・・・」

「本当に大丈夫か・・・?」

そういって少し近づいた時だった。

「ぐはっ!!」

「ナイト!」

そうクラに言われるまで何が起こったのかわからなかった。

「とばされたんだよ。ここは僕がどうにかするから。とりあえずナイトはここから離れた方がいい。」

「そう、みたいだな・・・ゲホッ」

「あぁもう。早くいってこい!」

そういって俺を部屋の外へだしたクラ。

「主。こちらへ。」

部屋の外では召し使い数人が俺のことを待っていてくれた。