そして目の前にある天蓋付きのベッドに寝ていたのは
「・・・は?」
自分と10歳差の少女ではなく、自分と同じくらいの歳の女。
「何があったか詳しく説明しろ。」
「さっき光って成長した。」
「呪いか?」
「カラスの俺に分かるわけないだろ。」
「つかえねぇ。」
「はぁ?」
二人が言い合ってる時だった。
「・・・ぅん・・・」
目の前に寝ていた女が目を細く開けた。
「大丈夫か?」
クラがそう言って顔を覗き込むと、
「ひっ・・・」
「っは。怖がってんじゃねぇか。」
「うるさいなぁ。」
そう言って、クラは人の姿になった。

