「じゃあ、客間にでも寝かしておけ。」
「はいはい。なんかあったら呼びに行くよ。」
「あぁ。」
そう言って、俺は食堂へと向かった。
「もう、ナイトさん遅いですよぅ~。」
「・・・あぁ。」
「早く食事の続きをしましょう?」
そう言って2人の女が近づいてきた。
一人は魔女で一人は人間だ。
「じゃぁ、お願いしますぅ♪」
そう言って、首筋を出した。
・・・ほんとはめんどくさいんだけどな・・・。
そうつぶやくと、俺はその首筋に歯を刺した。
プツッという音がして、
「うぅ!」
女は小さくうめくと、力が抜けた。
ヴァンパイアの歯には少量の毒がついており、体内に入ると気を失ってしまう作用があった。

