俺が入った店は暗い感じの雑貨屋さんだった。
可愛らしい黒を基調とした小物から、魔除けの道具まで。
種類が豊富だ。
なんだか甘い匂いもする。
俺は商品を眺めていると、この店には珍しいシンプルな小箱を見つけた。
横にネジが付いていることから、オルゴールのようだ。
ネジを回し、蓋を開けてみる、
中には小さな水晶球があり、その周りを等間隔で2つの人形が回っていた。
「なんだ?」
一つは金髪でピンクのドレスを着た女の子。
もう一つは、
「・・・悪魔?」
「それ、可愛いですよね。」
突然話しかけられた。
驚いて声のした方を見ると、フリフリ黒いドレスを着て、髪をツインテールにした女性が立っていた。
唇は赤く、目も髪も黒だった。
「あら、驚かせてしまいましたか。私、この店のオーナー、デミアと申します。」
スカートの裾を上げ、軽くお辞儀をするデミア。
「今までこのオルゴールを聞いてくれるお客様がいらっしゃらなかったのです。」
確かに、この店にいる他のお客は可愛らしい小物ばかり選んでいるように見える。
やはり可愛いには勝てないというわけか。
「いえ、目についただけですから。」
俺はオルゴールを静かに置いた。
すると、デミアがオルゴールのネジを回した。
「目に止まるだけでも珍しいのです。誰も見向きもしなかったのですから。」
静かに蓋を開ける。
短調で綺麗な音が鳴る。
さっきはあまり聞けていなかったのだろう。
「とても、綺麗ですね。」
弾くことで音が鳴るオルゴールとは思えないほど滑らかな音楽がこの小さい箱から流れていた。
中の人形がくるくる回る。
不思議な気分だ。
どこかで聞いたことがあるような気がする。
まだ鳴り終わっていないが、デミアが口を開いた。
「このオルゴール、いつどこでこの店にやって来たのか全然わからないのです。スタッフも知らないというのです。お客様も誰も気づかない。」
「不思議な、オルゴールですね。」
可愛らしい黒を基調とした小物から、魔除けの道具まで。
種類が豊富だ。
なんだか甘い匂いもする。
俺は商品を眺めていると、この店には珍しいシンプルな小箱を見つけた。
横にネジが付いていることから、オルゴールのようだ。
ネジを回し、蓋を開けてみる、
中には小さな水晶球があり、その周りを等間隔で2つの人形が回っていた。
「なんだ?」
一つは金髪でピンクのドレスを着た女の子。
もう一つは、
「・・・悪魔?」
「それ、可愛いですよね。」
突然話しかけられた。
驚いて声のした方を見ると、フリフリ黒いドレスを着て、髪をツインテールにした女性が立っていた。
唇は赤く、目も髪も黒だった。
「あら、驚かせてしまいましたか。私、この店のオーナー、デミアと申します。」
スカートの裾を上げ、軽くお辞儀をするデミア。
「今までこのオルゴールを聞いてくれるお客様がいらっしゃらなかったのです。」
確かに、この店にいる他のお客は可愛らしい小物ばかり選んでいるように見える。
やはり可愛いには勝てないというわけか。
「いえ、目についただけですから。」
俺はオルゴールを静かに置いた。
すると、デミアがオルゴールのネジを回した。
「目に止まるだけでも珍しいのです。誰も見向きもしなかったのですから。」
静かに蓋を開ける。
短調で綺麗な音が鳴る。
さっきはあまり聞けていなかったのだろう。
「とても、綺麗ですね。」
弾くことで音が鳴るオルゴールとは思えないほど滑らかな音楽がこの小さい箱から流れていた。
中の人形がくるくる回る。
不思議な気分だ。
どこかで聞いたことがあるような気がする。
まだ鳴り終わっていないが、デミアが口を開いた。
「このオルゴール、いつどこでこの店にやって来たのか全然わからないのです。スタッフも知らないというのです。お客様も誰も気づかない。」
「不思議な、オルゴールですね。」

