「私っ、お金ないから無理だよ?」


「はい!?」


あれ・・・・

この反応・・・は、

違った・・?


「何でお金?」

「あの・・ホストとか・・・」


「ぷっあはははは
俺、ホスト?マジで?ははは
あーおっかしー、くはははは」


「・・・違うの?」


「違う違う、そもそも
俺、女苦手だもん?」


「は?いやいや
それは明らかにウソでしょ?」


「あ・・バレた?ははは」


意味わかんない・・・・。


「俺さー、あっ、聞いてくれる?」


「あ、はい・・・」


「さっきケーキ買って行ったじゃん?」


「うん?」


「あれ持ってさー
彼女の家行ったわけよ。
ってか、サプライズで驚かせようと思って
今夜会えないとか言ってさ。
んで、彼女も残念そうに
1人で家にいるって言うから
思惑通りじゃん?
そしたらさー
合鍵使って、そぉっと中に入ったら
いやー・・・もう、
そりゃ、お盛んな事で
男といい最中でさ。
俺の姿見た途端
女は泣き出すは、男は誰だよ?的な感じで睨んでくるはで
いやーもう、修羅場で
笑うしかなくてさ。
ケーキ片手に、どうすっかなーって
サンタねぇちゃん確保したわけよ。」