「はい!その話、詳しくお聞かせ願えますか?ですが、一つ条件がありまして……
今回の主役、河西那月のことなんですが。」




「あぁ。彼女にも我が事務所の特待生に入ってもらいたいと思っていて
君の後から声をかけようと思っていましたよ。
でも、彼女がどうしたんだね?」






そう言うと


私はある一つの作戦を話した。



私の作戦。




那月先輩に女優としてのこれからの人生も、
先生も二つも渡さない。





だから私は先輩の大々的なデビューを奪ってやるんだーーーー





そして、先生にも私を選んでもらえるように………