だけど、これが現実なんだ。 そぉなんだよね。夢じゃないんだよね。 一人で納得していると、成瀬くんはまた冷たい瞳を私に向ける。 思わず、硬直して、 すかさず、 「おはよう。成瀬くん。」 と、満面の笑みでいってみた。 だけど、成瀬くんは表情を何一つ変えないまま、 「部屋まで声響いてたよ。」の一言だけ残して階段をおりていった。 (まさか、うるさかったのかな…。) もしかして、聞かれてた!? そんなこんなで成瀬家の一日目がスタートしました。ーーーーーー