「あぁ…っ。ごめん。つい。」 かんなが申し訳なさそうに首を曲げた。 「うちも、梨々香のこと考えたらさ、ついついいっちゃって。ごめん。」 七海にも謝られた。 二人とも、悪気がないのはわかってる。 「…ううん。私こそごめん。だけど、だけどね。ショックが大きいんだ。……」 二人は静かに私の話を聞いてくれた。 「だってね!ラブレターはいらないっていわれて、あげくのはてには片瀬君、本人にラブレター踏まれて、周りの人達には笑われて…」