ゆびきり

こうして、倫子をビックリさせるパーティーの準備が整った。



この日ばかりは、梨由も詩織となるべく関わらないように、塲の雰囲気を悪くしないように心掛けた。



「倫子、おめでとう」



「ありがとう、みんな、あんたたちにも売り上げにちゃんと貢献してもらいますから」



パーティーは無事に楽しく過ごすことができた。



なるべく龍二の隣にいつつ、真斗と詠士と話しをしながら笑顔を絶やさないようにしていた。



龍二も詩織と話すことをしなかった。



そして、最後の写真撮影。


私たちはタイマーをかけてみんないい顔を写真に残すことができた。



まさか、これが最後の六人の集まりなんて、誰が想像ついただろう。