いじめは一瞬収まった。 一瞬にして刹那、今度は僕に標的を絞るまでの間。それだけのことだ。 怖かった。 苦しかった。 泣きながら「助けてくれてありがとう」と僕に言う直を見ていられなくて。 周りの人間の視線が怖くてどうしようもなくて。 いじめられることを恐れた僕は、友人を捨てた-