ただ、言いたいのは。 本当に、似合っていると思ったのだ。 突き抜けて明るい部分も、それに相反した何処か陰りを持った光のような部分も。 「ほんと?初めて言われたよそんなこと。」 『ほんと』 「…ありがと、嬉しい。私自身は、この名前好きだから」 彼女は嬉しそうに笑いながら言った。