「私は佐々雫。15歳の高一でここに暮らしてるんだ。えーっと、あとは」 『しずく?』 「そう、雫。よく似合わないって言われるけど、ね。」 『僕は似合ってると思うけど名前』 慌てて文字を書いたので走り書きのような文字になってしまった。癖のある筆圧の薄い文字は、人が読むには判別しにくいだろうと思う。