◇ ◇ ◇ 誰もいない真っ暗な部屋で、涙さえでない己と向き合いながら助けを求めようとした。 見慣れた筈の自室が知らない部屋に見えた。 あの後- 葬儀会場から立ち去った僕は現実を理解することが出来なかった。