air-s Word



それからのことは正直よく覚えていない。



直も、祖母も。
僕のせいで死んだのだ、とそればかりが頭の中を占めていた。


どうしようもない罪の意識にうちひしがれて、身体中が辛さに支配された。



何もしたくないし何も考えたくない。
出来ることなら死んでしまいたい。簡単に死ねたならばどんなに楽か。

遠い親戚の人が葬式の取り計らいにやって来たけれど、そんなものはどうでもよかった。