ありえないのに… 絶対ありえないのに… 何でこんなに意識しちゃうんだろう 「あぁぁぁー、こんなんじゃまともに顔もみれないよ」 小さな声でそういいながら あたしは、自分の髪をぐしゃぐしゃにした。 「おっはよー♪りのー」 むじゅっ 後ろから抱きついてきたのは、 あたしの親友、田辺 実夏。 朝からテンション高いなぁ、このひとは 「あぁ、ぉはょ…」