こんな、のん気に言ってるけど、本当に凄い事故にあたしと大翔は遭った。 あのとき、『あたしは死んじゃうんだ』って、ずーっと思ってたのに、神様が2人を救ってくれた。 ―――――――― あたしと大翔は5日前、クリスマスパーティーの買出しに、街へと繰り出されていた。 「ったくー… 芹奈も皆も人使い荒ーよなぁ…」 ウチの大学のサークルには、大翔も助っ人として何度も参加していて、メンバーとも仲良し。 なので皆でクリスマスパーティーをすることになっていた。