普段からもっと、
優実の話聞けばよかった。
普段からもっと、
優実の隣に居ればよかった。


普段からもっと、
優実に向き合えばよかったのに。



「…言うことねぇな」


俺は小さくつぶやいて、
ベッドへ寝転がった。


ふと、カーテンから隣の家をみると
優実の部屋には電気がついていた。


なにしてんのかな、と思いつつも
連絡できない自分が嫌になってくる。


あぁ、俺いつになったら
優実にこの想い、伝えられるんだろう