初恋をキミと。




ご飯を食べて歯を磨いて顔を洗って。
髪の毛を無造作にセットして
ようやく家を出た。



「大和、手繋いでいい?」

「いやっていっても
繋いでくるんだろ」

「あ、バレちゃった~」


笑いながら俺の手を握る優実。
そんな優実の手を握り返した。


「大和たちおはよーっす!」

「あ、颯人くん!おはよ」

「ういっす!」

「…お前も朝からうるせえな」

「はあ~?
お前がテンション低すぎるんだよっ」

「俺は普通だ」

「え、どこが。え、全然普通じゃないですけど」


…むかつく、こいつ……。
なんなんだよ、まったく。


「お前ほんとなんも変わんねえな」

「お前こそ」