連れて来てくれたのは保健室。
だけど先生がいなくて、
圭二くんと2人きりになった。



「大丈夫か?
急に泣くからびっくりした」

「う、ん、ごめんね…」

「いいのいいの」


圭二くんはそういって、
近くにあったティッシュを取ってくれた。


「少し休む?」

「んーん、何も言わずに来ちゃったし大丈夫」

「まぁいちお休み時間だけどな(笑)」


圭二くんはそういって、
優しく微笑んでくれた。


圭二くん、ごめんなさい。
…こんなときでもあたし、
大和のことを考えてる。