圭二くんから告白された日から、
数週間たった。


夏休みも、あと半分くらい。

『はい』

「…あ、圭二くん?」

『うん、どうした?』

「あのね、今から
いつもの6人で集まろうって思ってるんだけど」



圭二くんからの告白は、
その次の日に、断わった。


電話だったから表情はわからないけど、
落ち込んだ声だった。



でも、とても優しい声。