その瞬間、あたしは立ちつくした。
…今日初めて話した子と、
遊びに行くの…?


そ、そりゃ前澤さんは可愛いし、
大和も喜んで遊び行くよね…


それとも、大和は前澤さんを一目惚れ?
だから、2人で遊びに行くの…?


「やったぁ!じゃあ連絡先教えてくれる?」

「ん、いいよ」


優しく言う大和の声が、
あたしの耳にも入ってきて。

涙が出そうだった。
…でも、こんなところで泣きたくない。