「ここでいいー?」


そういってついたのは
高校から5分くらい歩いたところにあった
カラオケボックス。


あたしもここは、
果苗と何回か来たことあるから、
場所は知っていた。


クラスのほとんどの子が参加していて、
こんなに部屋に入るのかな?
って思っていたら


「パーティー用の部屋がありますが、
そこを使いますか?」

「はい、じゃあそこで!」

「何時間ご使用なりますか?」

「みんなー、どれくらいがいいー?」


あたしたちのまとめ役になってくれている颯人くん。
颯人くんが聞くと、
かわいらしい声で、3時間!と聞こえた。


「お楽しみください」


店員さんに言われて、
あたしたちは部屋へ向かった。