バンッ!!

…彩の放った銃弾がヒカリに届く…

( 間に合わない…! )
バンッッ!!!
( ヒカリの弾丸が放たれる )

よく撃てたねっ!
だけどもう遅いよ…ん?!
眩しい!


ガン!!!

( 2人の弾がぶつかり光が舞い散る… )

え?!

こんなことが!
まぐれだろうけど…
やるじゃない。

危なかった…
彩!…反撃させてもらうわ

ははは、できるの?ヒカリ!!

余裕ね。
いっけー!!
( 彩に鎌が飛んでいく )

真正面からだなんて

上に飛べ!!

上か!!
鎌を移動させた…?!


ふふふ…そんなことじゃわたしは殺れないよ

鎌が銃に吸い込まれて行く…
彩の銃はまるで植物のように大きく口を開いてる…そしてヒカリの投げた鎌を飲み込んだ…

( …何よこれ、大きな植物じゃない)

こういう使い方もあるってことよ!
わたしのとっておきだけどね。

ドンッ!!

彩の銃からはヒカリの投げた鎌が放たれる

よけきれない!!

ザクッ!

( う……)


ポタ

ポタ…

腕から血が流れる…

( 痛い… )

彩が向かってくる!

うっ!!
体術!

( 体術まで使えるの?!)

蹴りや突き…これは空手!
このままじゃ…もう防ぎきれない

どうした?!防御だけしかできないの?

くっ!!
そんなこと言えるのも今のうち!

ふん…強がりね

そうでもないかもよ

?!

ドスン!!!

(イタタ…何? )

わたしがヒカリに投げられた!?
何をした!次は首を飛ばしてやるわ!!!

ドスン!

…なに?
投げられた…

本気になった?
(うちは日本の小さな道場をやってたから…このくらいの接近戦なら )

彩の銃口が大きく口を開く…まるで生き物のように。

食べてしまいな!!

ガフッ!!

口の開けたり閉めたりする奇妙な音が響き渡る

(食べられるわけないでしょ!)

へぇ、よくかわしてるね…だけど

銃口が二つに分かれてこっちに向かってくる!

(植物が二つにわかれて気持ち悪い。だめだ…避けれない)

ガブ…



あぁぁぁ!!
(腕を噛まれた!痛い…この銃は生きてる)
?!
どうして。。離れない…

そいつはね、血を吸い尽くすのよ

(え?…だめ、このままだと
意識が遠くなる…負ける…わたしは誰にも勝てないの… )

意識が遠くなってくる…

ヒカリ!!
ヒカリ!!!

ロイの声だ!!

あらあら、ロイマジック…もう起きたのか?

ガーナー…あんたには礼を言わないといけないが…これはどういうことだ?

ロイ…



ん?

ロイマジック少し黙ってろ…
ズン…

あ……ガー…ナー

ロイ!!!!

ロイの心臓がガーナーの光の刃で貫かれてる

ロイ!!

(ロイの声はしない…その場に倒れこむ)

ガーナーさん…どうして!!

もともと君たちとは敵同士なんだよ?!
彩…早くとどめをさせ!

…あっ…はい!

ロイを助けなきゃ…だけど
体の力が抜けて行く…血が…
…うううう
左手はまだ動く…

( 物質変換…)

うわわわわ!!!!

うるさいわねヒカリ!!

彩の銃口が襲いかかる…

ザンッ!

?!え

(彩の人食い植物になった銃の先端が一つ切れる…)
銃口が切れた…

…ヒカリ?!あなた目の色が…青く…

ヒカリの銃が刀に変化している

やっと来たか…くくく、爺さんも喜ぶな…
ガーナーがつぶやく

許さない…!

早い!!消えた!

ザンッ!!

( 彩のもう一つの銃口が切り裂かれて、後ろに逃げるがヒカリの刀のほうがわずかに早い… )

くっ!
( 切られる!!)

ガキン!!

ガーナー…!
どけ!

いやだね。

2人の刀が弾き合う…

(さっきまでのヒカリとは違うな…その目の色…そしてその刀…この辺かな…)

ヒカリ。

なんだ?

終わりだ。

無理ね!

ガン!!ガンガン!!

ザンっ!!

ロイをどうして!

ヒカリの刀はガーナーに向かう

スパンっ!!


おっとあぶないねー…
ロイ!!早くでてこいよ!

え?

…なに?

ヒカリ!ストップだ!勝負ありだ!

え?ロイ?!

刀が軋む…

ロイの声が大きくなる…

ヒカリ…君のその刀を見たかった、おじいさんも使っていたからね。
だまして悪かったよ…ガーナーさんに言われてね。
俺はダミーと入れ替わって刺されたんだ!


なんだ…ふぅふぅふぅ…
…そう…だっ…たの…。。。

ヒカリ!!

( ヒカリはその場に倒れこむ…)

わたし負けたんですか?
うっ…

彩…泣くなよ
あぁ…また次の機会だな

…それにしても彩は若いと言ってもうちの隊じゃあラフィアを何人も狩っている…まさかあの瞳にこれほどの力があるとはな

ガーナー…ヒカリの手当をさせてもらう。

あぁ…好きにしろ。
( ヒカリ…か
あの刀は爺さんのものじゃないな…どうして…。
まぁいい、これからが楽しみになったよ )





反逆者1人始末できないとはどういうことだ?

…申し訳ありません。

お前たちじゃあ、狩れないのか?

いえ…

(黒いラフィアの四人と神のシルエット)

お前たちじゃなくてもいいのだが

…いえ、もう一度チャンスを

そうか…それなら!次は消せ…ネロもな

はい…
行くぞ…ロイたちを狩る

…わたしも行こうか

ギル…
(神の親衛隊の1人…)

その必要はない…

ほう、銀髪のウルフが…

やめろ!同士討ちは戦力を減らすだけだ!!
ギル…今はよい、四人でやらせておけ…

チッ…命拾いしたな!ウルフ

お前もな…ギル

ギルはネロを殺れ!!

ウルフたちは反逆者の始末を…これが終われば我が統治するルミナスから戦争を起こす。

!?

他の二国の神どもはまだ戦力を集めてない…反逆者を掃除したら戦を開始する!



行け…

了解致しました…。
行くぞ…





ネーロー?!

だれだ?!

…スパッ…

血が飛び散るなぁ…あははいいねぇ

お前…は…ギ…ル…

はいはい、ネロ…始末完了…