夏色の約束。~きみと生きた日々~



だってあおちゃんは、卒業式に自分の口から病気のことを告げるのは、無理そうだと言ったよね。


それって言いかえると、卒業式まで元気でいるのは無理かもしれないってことじゃん。


でも、あおちゃんはいつもなつに“大丈夫だよ”って、“俺はずっと生きるよ”って、そう言ってくれてた。


───なっちゃん、泣かないで。


その時、ふと君の言葉がなつの頭の中をよぎる。


「……っ、く……っ、うぅ……っ」


全てが壊れてしまったように、なつの涙は止まることを知らない。