夏の幽霊






そのあと、リュウに魚の釣り方を教えてもらった


魚は暑いところが苦手らしい、だから日陰の岩の陰に狙いをつけて投げるんだと


すると、いままで一匹も釣れなかった魚が今日は2匹も釣れた


リュウが草で魚の口のところに引っ掛けて持ち運べるようにしたものを作ってくれた


リュウに一匹やろうかといったが、どうも魚は苦手らしい



家に帰ると、おばあちゃんがおじさんと話している最中だった


僕が釣った魚を見せると、おばあちゃんは驚いた顔をして、そのあと、すごいね、と褒めてくれた


おじさんは、な、よく釣れるじゃろ、と自慢げに鼻を鳴らして言った




夕飯におばあちゃんとふたりで、塩焼きにして食べた、ほくほくとした魚の身がたまらなく美味しかった


いつもは残してしまう魚の肝も自分が頑張って釣ったのだと思うと食べることができた








そしてその夜




僕は熱を出した