一瞬の沈黙ののち
睡蓮の肩がぷるぷると震え始める
「あっはっは、小僧、言ってくれるのぅ」
『睡蓮様、笑わないでください』
白い顔を赤らめて下を向いている白蓮は、懇願するように言う
「いつか言おう言おうと思っていた事をこうもやすやすと言われるとはな」
そう言いながらも秀麗な目元を涙で滲ませながら笑っている
『俺も言おうと思っていた』
『紅はだまっておけ』
いつもよりも格段に低い声で白蓮は呟く
パンと柏手が鳴った
「それより、久しぶりの再開じゃ、呑むぞ」
チヨが口元をあげて笑う
「そうじゃの、白蓮、あの酒をもってこい、紅蓮、逃げたらどうなるかわかっておろう」
白蓮はちょっぴり嬉しそうな顔をして扉から出て行き、紅蓮はその顔を渋く歪ませた



