大橋君はふぅ〜と、ため息をついた。 「土曜日は、かなちゃんの本音が聞けたと思ったんだけどな。 今日はダメ?」 ダメも何も無い! あたしは大橋君に本音を見せたくて見せた訳じゃないもん。 ーーーとかを「本音」っていうんだよ。 そう思ってしまうと、あたしは何も言えず、黙ったまま。 大橋君は居づらい空気の中、頑張って喋る種を見つけて。結局チャイムが鳴るまで一緒にいた。 大橋君ってすごいよね…諦めないところが。 少し…好きになってきたな、大橋君のこと。