"好き"



「おはよう!」


あたしが返事を返さないのが不満なのか、張り付いたっぽい笑顔でもう一度同じことを言う。


「………おはよ」


あたしはしぶしぶ返事を返す。

さっさとどっか行ってくれないかなぁ。


「どうしたの?こんな時間に、こんなところで」

「ん?かなちゃんを待ってた」


あたしの十発七中ぐらいの確率で成功するこの質問は、大橋君の前では塵にすらなれなかったようだ。

「何?」

さぁ、用事がないだろう!さっさとどっか行って!!


「特に用は無いよ。来ちゃダメだった?」

あたしはため息をつくしかない。


ダメに決まってるでしょっ!

あたしは1人になりたくて、ここに来てるんだから!!