"好き"



大橋君は少し呆れているようだ。


そして、ダメ元で一言。

「他の方法では起きないんですか?」


「あぁ、無理だ」


それは、実は実証済みだったりする。



電話をジャンジャン鳴らされても、玄関のドア、あたしの部屋のドアをドンドン叩かれても、全く起きれなかった。


それどころか、それらが起こっていることにすら気づけない。



試行錯誤の末の今の方法なのだから、フェアだのアンフェアだのの問題で、変えてもらっては困る。



ーーーと、あたし達は大橋君にしっかりと説明した。