「じゃあ、改めて
俺と付き合ってください」



真っ直ぐで凛とした目に



「はい………っ」





あたしも答える。


あたしの答えを聞いて


嬉しそうな顔で笑う彼に


あたしもつられて笑ってしまう。




「杏樹………」



な、名前っ!!


呼んでくれた………


うれしさと照れくささが

重なり顔が赤くなる。





ちゅっ…………




完全に不意をつかれた。






目の前には

目を瞑った武下くん。





って、こと……は


あたし、武下くんと


き、キス………してるの………!!!?




と、パニックになっていると


「目ぐらい瞑れよな」


と、照れた武下くんがいう。




ちょっと、かわいいななんて……







「えへへ…武下くん大好き……!」



「う、うるせぇ………」



抱きつきながらそういうと

真っ赤にしながらそういった。





武下くん、大好きです………







***End***