うん。


ミィと遊んできたね。


「なら、無理して浄化しなくていい。俺だって掃除くらいの魔法は出来る」


「ごめん。でも、魔法使えるの?」


魔法は一切使えないって言ってたと思うんだけど。


私の問いかけに気まずそうな顔になるディフ。


「あの、な。少しだけ記憶が戻ってたんだけど。俺、魔女と人のハーフらしいんだ」


ふーん。


記憶戻ってたんだ。


てか、魔女と人のハーフ?


前に汐姉様に聞いたことあるかも。


「だから無理すんな。おやすみ」


カチ、と電気が消えてディフが部屋から出ていく。


「おやすみ」


後ろ姿に呟いて私も目を閉じた。


でも、なんだっけ?


とか、とき、とく、とけ………………?


うーん?