「青峰、ちょっと来い」 りょうくんと楽しく話してたのに 先生に呼び出されてしまった。 「…はぁい、今行きます」 「あ、じゃあハル、これ…」 りょうくんがわたしに 小さく折りたたんだ紙を差し出す。 私が受け取ると 「後で読んで」 そう言ってわたしに背を向け 廊下を走っていくりょうくんが どこか寂しそうに見えたのは 気のせいだろうか…?