「わ、私、あの先輩とは、今日初めて話しましたっ」 「じゃあなんであんたみたいな地味子、助けたのよ!」 私だってわかんないよ! こっちが聞きたいです! 「どーせたまたま先輩が通ったのを良いことに 自分から先輩のとこに落ちたんじゃなーい?」 さっきまで黙って聞いていたグループの女の子の一人が、 変なことを言い出した。 私、いるなんて知らなかったし、 その前に意識飛ばしちゃいましたから!! 何て言えず。