実は自己中ですね!! 「れ、ん!」 もうどうにでもなれって感じで呼んだ。 「ん。ずっと蓮ね」 私が蓮と呼んだのに満足したのか、 ニコッと笑って私の頭を撫でた。 「っ!」 この人はわかってやっているのだろうか。 彼にとって何気ない行動でも、 女の子をドキドキさせていることが。 「あと、敬語も禁止だから。わかった?」 「はぃ……」 もうどうにでもなれと、返事をした。