「...で、なに待ってんの。こんな寒い時間に。」


おじさんとおばさんが萌那をよくこんな夜遅くに外に出したな、と思った。

8時前を『夜遅く』と俺は思わないけど、彼女の家は違う。



萌那は俺を見て、小さく深呼吸すると、一言





「運命の人、待ってんの」


と言った。