「なに、今日も待ってたの」 それからというもの萌那はいつもマンションの入り口で彼氏候補を待っている。 「お、お疲れ~。どうだった?部活の方は」 「上々」 「それはそれは」 季節は春。 俺も萌那ももうすぐ三年だ。