最低男との結婚

怒らせた・・・?


静まり返り、何も話そうとしない男を見るけれど、

私は、どうすればいいのか分からず

ただ、その場に

膝を抱え込むように座り

うつむき、黙り込んでいる。



「家まで送るわ」


「え、あ・・・うん・・」


思いがけない言葉に

ショックが隠しきれず

それ以外の言葉が出てこなかった。


男の後を

また、静かに歩き

外に出ると、

敷地内に駐車場があったらしく


「道路まで出すから
そこにいろ」


「うん・・」

そんな会話の直後


エンジンをかけたと同時に

すごい音が響き渡り、

思わず、両手で耳を塞いでしまった。


そして、そんな音に相応しいような

車高が低く、恐ろしそうな車が

駐車場から顔を出し

道路に出ると、

路肩に停まった。