素直に言葉にしたり、
行動したりできない自分の性格を

180度変えるというのは

簡単な事ではないくらい
自分で一番分かっている。

プライドだとか

嫌われる恐怖だとか

すべてを捨て去らなければいけない事も分かっているし、

拒否された時に

自分自身で立ち直る強さが必要だという事も・・・


けれど、


好きなら・・・


できる事は、したい。


だから・・・・


私は、




「優奈、一緒に帰ろ?」


「亜子、ごめん。
ちょっと寄る所あるから
先、帰る。
また・・・電話するっ」


「ちょっ、ゆな!?」


「ばいばーい」


電車に乗り、

その足で、大輔のいる屋台へと向かい


「こーんにちわ」

勢いよく

大輔の前に飛びはねるように
姿を見せた。


「優奈!?何、どうした?」


驚く大輔に、


「会いたくて来た」


言ってる自分が本当恥ずかしくて

変な顔になってるんじゃないかって心配になるほど

不自然な声・・・。