最低男との結婚

「ただの生徒です」

「何で一緒の電車に乗って帰ってきてるわけ?」

「たまたま・・・」



「志保、うるさい。黙れ。
よし、木崎何食う?
肉か?ラーメンか?」


そう言いながら

女性を跳ね除け

私に笑顔を向けている先生。


というか・・・


何なんだ、こやつらは・・


私を痴話げんかに巻き込まないでくれ・・


けれど、帰るに帰れないまま

アパートとは反対方向へ歩いているわけで・・・

先生とこの女性の雰囲気も

張り詰めたものがあるし・・・


はぁ・・・面倒臭い。



っていうか、この3人で

この微妙な空気のまま

ごはんを食べに行くというのは

避けたい事でもあり・・・



てっとり早く言うと

さっさと帰りたいし・・・



歩きながら

どう逃げるべきか考えていると

ある物が目にとまった。


「先生、私
食べたい物あった」


「ん?何だ?」


立ち止まり

2人して私の方に目を向けた。