最低男との結婚

立ち止まり、先生の顔を見ながら


「先生さぁ・・・
危機感持った方がいいよ?
私と一緒にいるとこ見られたら
誤解されて、ややこしくなるよ?」


「ははは、心配してくれてんのか?」


「一応ね」


「んな事気にしなくても
こんなとこ誰もいねぇって」



「でもね、せ・・・」



「良治~!」



会話の途中で、

先生に向かって

駅の出口から叫んでる女性に気づき


「先生の事じゃないの?」


「は?」


そう言いながら
私が見ている方向を見ると



「あぁ・・・」


大きなため息をつきながら

出口にいる女性の方へ行くと、


帰ろうとする私に、再び


「なぁ、木崎」


呼び止められ、振り向くと

手招きをしている。