最低男との結婚

「そうくるか・・・
やっぱ、木崎は
掴みどころがねぇな~ははは」



「いえいえ、先生ほどじゃないですよ」



ほんと、先生らしさが
まったくないし・・・



「お前、しれっと毒吐くよな?」


「え?いえ・・?」


「イメージと全然違うって
おもしれぇけどな。」



そう笑いながら

私の頭を

ぐちゃぐちゃに撫でると、


「木崎、頼みいい?」


「頼み?」


「あぁ、」


「いいですよ」


「肩貸して」


「肩?」


聞き返す私の肩に
先生の頭は乗りかかり


「あのぉ・・・先生・・」


戸惑う私に


「駅着いたら
起こして」


そう言うと、

数秒で

私の肩の上から
寝息が聞こえ始めた。