「ちょっとくらいの距離は必要やって。 多分それは、坂口さんが松田さんのこと 考えてできた距離やと思うし」 そうなのかな… 「て、俺なんかが言うのもなんやけど…」 清水君が照れ臭そうに頭を掻く。 そうだったら嬉しいな。 「そうだね。 優を信じるっ」 「うん。 人と人は信頼関係が一番大事や!」 うん、うん。と 自分の言葉に大きく頷く。 「ふふ。 すごくいいこと言うね」 「カッコいいやろ。 俺、たまに名言出ちゃうから」 「何それっ」 自慢気にドヤ顔で言う清水君に笑ってしまった。