「…ちょっとお腹痛くて」 サボりだと言われ嘘をついてみた。 「え?お腹痛いって お腹下してるん?」 「…」 ………… 「うっ嘘、嘘! 冗談やから」 たぶんそれ、絶対女子に言っちゃいけないことだと思うよ、清水君。 「…怒った? 嫌いになった?」 急に心配になったのか、申し訳なさそうに 子犬のような目で尋ねてくる。 「…ううん」 首を横に振ると、 清水君が安心したように笑った。 「よかった〜」 清水君の表情って コロコロ変わるから見てて飽きないな。